一日一歩一ミリの成長(画家編)

旅好き画家のブログ

画家の活動や考え事をたまに記します。

adobeのソフトの習得

こんにちは松田光一です。

今日もいろいろと思いを馳せながら一枚の作品を描いています。

 

f:id:koichi0921:20161121154222j:plain

 

 

Power Mac C4との出会い

大阪芸術大学に入学したのは1999年でした。

この頃はインターネットがまだ普及し始めた頃で、

学生たちは学校のパソコン室のパソコンを使ってネットにアクセスしていました。

Yahooのトップページにアクセスするのに

大体3分から5分くらいはかかっていたような気がします。

 

そんな状態だったものでインターネットにはあまり興味がありませんでした。

この頃にもっと興味を持ってプログラミングの知識などを

習得する方向に専念していたらもっと面白かったかもしれませんね笑。

私が入った学科はデザインの中でも

インフォメーションデザイン

と呼ばれるコースでした。

なので、まさにインターネット業界先取りみたいな場所だったのです。

しかしながらこの頃の私は、絵を描くこと以外にほとんど興味がありませんでした。

このコースを選択した理由はマッキントッシュを使用して

絵を描いたり、デザインしたり、図面を描いたり、プログラミングをしたりと

当時の日本ではまだまだマニアックだったマックを使用して

グラフィック創りを学べるところが魅力だと感じたからです。

 

私が初めて購入したパソコンはPower Mac G4という斬新なデザインのグレーの

デスクトップパソコンでした。

絵を描きたかったので、一緒にペンタブレットも購入しました。

今よりもずっと値段は高かったのですが、

バイトを頑張って購入しました。

初めてマックが家に届いた時の感動は今も忘れられません。

あんなにも心がワクワクする商品はなかなかないでしょう。

 

マックで絵を描くことが目的だったので、

adobeイラストレーターとフォトショップに強い興味を持ち

そのソフトを使って絵を描きました。

私の当時の絵はとても複雑で暗い色合いのものがほとんどでした。

ファイナルファンタジーの最後のボスキャラのようなイメージの絵を

いつも描いていました。

複雑に絡み合ったグラデーションとテクスチャを駆使して

一枚の作品を作るのに4ヶ月以上かかっていました。

完成した絵は地獄を描いたようなものが多く、母は当時の絵を

全く好きではありませんでした。

それでもこの頃にadobeのソフトをいつも使用していたことが

現在の作品制作に大いに役立っています。

 

イラストレーター5.0

最初に使っていたイラストレーターのバージョンは確か5.0だったような気がします。

使い続けている人ならわかると思いますが、

現在の「CC」というバージョンになってからは

格段にPDFファイルが扱いやすくなりました。

これによってクオリティの高い画像を

ものすごく軽いデータ量でやり取りをすることができるようになりました。

 

当時は今のようにノートパソコンを持ち歩いて作業ができる

ようなスペックのコンピューターは手に入らなかったので、

必ず家の中でペンタブレットなどのクリエイティブマウスを用いて

作業をしていました。

イラストレーターのソフトを用いる時に

一番最初に習得をすることにしたのが

ベジェ曲線」の使い方でした。

滑らかな曲線を使って自由にハートなどの形状を描くことができます。

イラストレーターのソフトを使いこなすためには

この曲線の使い方をマスターすることが最初の一歩になりました。

 

イラストレーターに比べてフォトショップは感覚的に筆などのツールを

用いいることができるので、絵を描くことが好きであれば

なれるのは早いでしょう。

 

グラフィックデザイン

このadobeのソフトを使用して大学では作品を作っていましたが、

初めての就職先でこの二つのソフトの技術を格段に鍛えられることに

なりました。

パナソニックの下請けの会社で朝から晩まで

adobeのソフトでグラフィックデザインを作り続けていました。

カタログ、POP、製図、立体イメージ、イラストなど

ありとあらゆるグラフィックを作り続けました。

 

大学では自分の好きなものしか創って来なかったので、

クライアントを納得させるためのものづくりは大変

苦しい思いもたくさんしました。

それでも言われるままにデザインを修正し、根を詰めて

ブラッシュアップしていくと必ず洗練されたグラフィックが

完成するというプロセスが個人的には大好きでした。

 

一社目の仕事は徹夜も多く、朝から晩まで

イラストレーター&フォトショップ三昧でした。

それを3年半続けたことで

ほぼこの二つのソフトを使えばどんなグラフィックでも

作れるようになりました。

 

どんなことにも共通することなのですが、

実践し続けることが習得への近道となります。

本を見て我流で勉強するもよし、

私のように就職をしてから上司にみっちり叩き込んでもらうもよしです。

とにかく毎日ソフトに触れて新しい絵を描いてみること。

そして何よりも描きたいものを想像することが大切です。

道具を使いこなせても何もイメージできないようでは

結局何も描くことはできませんね。

 

こんなに便利なツールはない

私は頭の中で想像したものが的確にアウトプットできる

adobeのソフトが大好きです。

平面のデザインや絵作り、写真加工だけにに限らずとも、

何かイベントがやりたいと思ったら

イベントの図面や立体も作れるし、

ビジネスのアイデアをグラフィックで描き起こしていくことができる。

イデアを形するためのベースとしてこれらのソフトは

私のライフスタイルには圧倒的に欠かせないものとなっています。

 

もしも使い方を学びたいなどの要望がありましたら、

ぜひ「みんなの芸術大学」にいらっしゃってください。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一緒に芸術を楽しめる仲間を募集しています^^

lounge.dmm.com